atmos千駄ヶ谷店で過去最大動員となった個展

2021年11月26日から3日間。atmos千駄ヶ谷店で田村が初の個展を開催しました。

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写真の左側手前に入口があり、左からトラ、シマウマ、ウシ、ヒョウの動物が並び、先には勢いある水流で表現された円相、田村の後方には大木、ろうそくの灯、燃え盛る炎があり、その先には16足のスニーカーや作画風景の動画を流したサイネージが並んでいました。

動物の絵は上下に2枚1セットで展示されており、上が本来の色合いで、下の作品はオリジナルに色付けしてあり、まるでそこにいて飛び出してきそうな、息吹が伝わってくるようなリアルさと存在感を放っていました。

私が最も印象に残ったのは田村の右手後方にある大木の絵で、離れてみると絵とは分からないリアルな大木ですが、近づいていくと絵であることが分かります。そして、目の前でみると、そこには本来の木にはないであろう紫や黄の線が描かれていました。これまでに私が多く見てきたアスリートの絵では見たことのない色使いですが、田村独自のインスピレーションも宿り、生命感溢れる作品となっていました。

その他、室内中央には、個展開催前日に発売となった田村の作品集や、配布用のDTロゴステッカーがあり、多くの来場者に手に取っていただきました。

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私は招待した知人のアテンドがあり、3日とも会場に足を運びました。北参道駅から徒歩3分ほどの会場で決して人通りは多くない立地でしたが、訪れたどのタイミングでも、田村と話をする機会がなかなかないほどに会場は多くの人で溢れていました。たくさんの方からお送りいただいた花々も入口に飾られ、大盛況でした。後から伺いましたが、表参道店のイベントとしては過去最高の動員数だったそうです。

個展にいらしてくださった方々のSNSなどでのコメントを見たところ、元々田村と面識があった方ばかりでなく、今回の個展で初めて田村と会ったという方もいらっしゃったようで、気さくな人柄で安心したというようなコメントも多く見られました。

他人は自分を映す鏡と言われるように、会場に来られていた方々の雰囲気は優しさに溢れていて、田村がこれまでの活動で築いてきた今回の個展開催時点での集大成の場なのかなと感じました。

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注目度が高まるほどに、人間性が見られているように感じる

私が田村と出会ったのは2018年の4月で、その頃は本当に全くの無名でした。それからこの個展までの約3年半の間に田村はテレビ、雑誌、Webなど多くのメディアに登場し、Instagramのフォロワーも当時で10万人(2022年5月の本稿執筆時点では約21万人)を超えていました。

2018年に創業してからの3年間は、私は自身のWebコンサルティングを中心に活動していて、田村と活動をともにすることは少なく、年に数回しか会わない年もありました。田村の活躍をメディア越しで見ることも多かった私は、田村に久しぶりに会う際、変わってしまっているのではないか?と不安に感じることもありましたが、夢をひたむきにおいかけ、謙虚な姿勢はこれまで全く変わることはありませんでした。

今回の個展を終えた後、田村は「注目度が高まると傲慢になるどころか、逆に人間性がより見られている気がして引き締まる思いだ」と話ていて、私は母校である早稲田の校訓「実ほど頭を垂れる稲穂かな」を思い起こしました。

これは見方を変えると、田村自身は「1人の挑戦者であること」に変わりはないという意識があるのかもしれないなと感じています。尊大になるのは何らかの共通化された指標、偏差値や年収、役職などの肩書であたかも人より秀でていることから生まれるように思いますが、1人1人の夢や目標が全く同じであることがない以上、田村は未だ自身の夢を追いかける挑戦者であり、挑戦者には上も下もないと感じているのではないかと思いました。

自身の夢を追いかけ、文字通り夢中になる人が増えていくと、お互いが尊重し合えるような世界になっていくはずであり、こういった世界に近付けるよう、これからも発信していきます。

橋本